片思いは坂道のようなものだ、と思っています。それもなかなか急な坂。
一方、パートナーと手を取り合って進む道は坂道もあるのですが、どちらかというと平坦に感じますね。
片思いをしていると、自分の気持ちの上下幅がすごく大きくなるからです。

好きな人をちょっと見かけただけでその日一日がとてもハッピーになるくらい嬉しかったり、誰か異性と歩いているところを見ただけで一日落ち込んでしまったり。

片思い中の感情って、すごく上下します。
グラフにしてみたらすごくギザギザになることでしょう。
まるで急な坂を何度も登り降りしているような気持ちになります。
そのくらい、良いことも悪いことも心に直結しているのが片思いだと思います。

では、登っている最中に周りのことは考えられることが出来ているでしょうか。
坂道を登るのに一生懸命で他のことに気付かないことが多くないですか?

ようやく坂道を登って美しい風景が見れたとしても、それは高いところから見る風景。
日常の中に溶け込んだ幸せというよりは、日常の見方を変えた特別なものです。
なぜなら、そおの喜びは片思いで坂道を登っている時にしか見ることが出来ない、感じることが出来ないものだからです。

坂を登って気持ちよく降りる時も、足を取られないようにと風景を見る余裕が無くて。
そのため、逆に注意を知らせる看板に気付かないことがあります。

若い頃、私がしていた恋もそうでした。
そこは普段いる街なのに、恋をしている時は何度も坂道登り降りします。
その度に一喜一憂していました。

そして、普段の風景なのに高いところにいる時しかその素晴らしさに気付こうとしなかったんです。

私には恋愛にアドバイスをしてくれるたくさんの友人がいました。
あの人はやめた方が良いんじゃない?
友人だからこそ時にはそんなアドバイスが飛んでくることがあります。

ちょっとアプローチしすぎじゃない?
彼女がいる人を好きになるのは辛いから、合コンにでも行かない?

色々なアドバイスをもらいました。
でも、私がそんな友人の恩恵を感じたのは、恋が成功する時ばかり。
嬉しいことがあってテンションが上がっている時だけ、それを一緒に喜んでくれる友人がいることをハッピーに感じていました。

今は結婚していますので、急な坂を登るようなことはありません。
しかし、今度は坂道の下で綺麗に咲いている花に気付くようになりました。
そして、坂道から見える街の景色の一つ一つが、自分を支えてくれていることに気付けるようになったんです。

坂道を登り降りしていると、周りが見えなくなってしまうことがあります。
片思いってそんなもの。

そして、片思いの行く末を決めるのはあなた自身ですが、周りにはあなたを支えてくれる人がたくさんいます。
だからこそちょっと足を止めて周りの声にも耳を傾けてみてほしいのです。

あなたの片思いをよりハッピーに、そして時にはもっと楽にするために。