いきなりですけど、恋って素敵ですよね。好きな人がいるだけで、気持ちがワクワクしてきて、ドキドキしてきて、好きな人を想うだけで、幸せな気持ちになれます。で、この想いが高まってくると、いてもたってもいられなくなって、遂に告白するわけですが・・。ここで例え上手くいかなかったとしても、ものすごい清々しい気持ちになれるんですよね。そこに、ネガティブな気持ちは一切なく、「私の、気持ちを聞いてくれてありがとう!」ってな感じの、なんというか感謝の気持ちで満たされます。

割と積極的なタイプなので、自分から告白することが結構あった私。上手くいくこともあれば、上手くいかないこともあり、だけども、どっちに転んだとしても、前述したように清々しい気持ちになれていたものです。これだから、恋というのは素敵なんですよ。

ですが、例外もあります。恋をする事で、ものすごい憂鬱な気持ちになる・・、そんな恋も確かに存在します。私は、これまでの人生で、一度だけ、こういう、憂鬱な気持ちになる恋を経験しました。どういうことかと言うとですね、私には4歳年上の姉がいるのですが・・。勘のいいひとなら、お分かりかもしれませんが、そう、姉の恋人を好きになってしまったのです・・。はあ・・。今思い返してみても、本当に辛い毎日でした。

初めて姉に紹介された日。見た瞬間に、「カッコいい人だな」、と思いました。姉の彼氏は、私よりも8歳年上(姉よりも4歳年上)の26歳で、当時18歳だった私からすると、かなりの大人。話し方や身振り素振りも、同年代の男の子とは、比べ物にならないくらい落ち着きがあって、ダンディです。自分の車も持っていて、たまに、学校帰り(雨の日とか)に送ってもらう事もありました。また、好きなお笑い芸人が一緒なので、2人でライブを見に行ったこともあります(その日、姉は急用で行けなくなりました)。他にも、姉の誕生日プレゼントの買い物についてきてほしいと頼まれて、一緒に買い物に行ったこともあります。こういう小さな出来事の積み重ねで、私の中で彼の存在は日に日に大きくなっていったのでした。

ですが、相手は、あくまでも姉の恋人。どんなに好きになっても、想いを告げることはできません。この辛さ、虚しさ、悲しさ、苦しさ、といったら、もう本当に・・。また、ある種の罪悪感のような感情もありました。要は、2人が別れることを密かに願う自分がいたのです。そんな自分が本当に許せなくて・・。

ちなみに、2人は数年後に私の邪な願望通りに、別れる運びとなりました。「もしかして、私のせいで別れたんじゃ?」なんて自意識過剰な気持ちの中、今でも、彼の事を思い出しますし、きっと目の前に現れたら、また好きになってしまうと思います。こんな話、誰にも相談することができず、いまだに心の中でモヤモヤとくすぶっています。