中学3年生の頃、片思いをしていました。

彼は背が高くスポーツ万能。誰にでも優しく、先生からの信頼も厚いまさに漫画に出てくるような好青年でした。
当然、彼のことを好きだという子はたくさんいましたが、彼は誰とも付き合わず、断ってばかり。
1、2年の頃はそんな彼を羨ましくは思いましたが、好きという感情は湧きませんでした。

3年生に進級し、初めて彼と同じクラスになりました。
人気者の彼のことはもちろん知っていましたが、私とは住む世界が違うと思っていました。
しかし、出席番号が近く、新学期早々前後の席になりました。

「5組だったよな?これからよろしく!」

そう明るく声を掛けてくれ、とても嬉しかったことを覚えています。

それからは、なんとなく気になる存在に。
といっても、話しやすい男友達という感じで。
彼もちょくちょく話しかけてくれ、周りからも仲良く見えていたそうです。

一緒に過ごしていく中で、ドキドキしたり、嬉しかったり。

当時の私はこれが恋なのかなんなのかよく分かりませんでした。

結局、卒業の日まで、彼とは仲良しの友達のまま。
違う高校に進むので、お別れすることになります。

彼は、私と同じクラスになってたくさん話せてすごく楽しかったと言ってくれました。
彼にとっては、ずっと仲の良い女友だちに過ぎなかったようです。

私は、彼と離れてしまうことにすごくショックを感じていました。

この時、初めて彼のことが好きだったのだと気付きました。
あまりに遅過ぎました…。

高校生になると、周りは知らない子ばかり。
彼に似ている子を見つけると、少し気になったり。
忘れようと思えば思うほど、思い出してしまいます。

彼は県外の高校に進みました。
当時はまだ携帯も持っておらず、連絡先を交換することすらできませんでした。

連絡手段も、会うこともないまま。
そのまま時だけが過ぎて行きました。

大学生になり、私はフェイスブックを始めました。
すると、すぐに「友達かも」に彼の名前を見つけました。
友達申請するかとても悩みましたが、結局できず。
しかし、その数日後彼の方から申請が来ました。

とても嬉しかったのですが、彼のページには可愛い女の子と一緒に写った写真が…。

今でも、その時の気持ちは忘れられません。
これが失恋か、と頭の中は冷静で。
しかし、携帯を持つ手が少し震えていたことを覚えています。

もっと早く片思いに気付いていれば、卒業する前に気持ちを伝えていれば。
もしかしたら、何かが変わっていたのかな、と今でも思い出すことがあります。

忘れられない片思いとなりました。